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1カ月で退職しても転職面接は受かるから心配しなくて大丈夫

仕事を選ぶということは非常に難しい。

求人票に書かれていることが運命的に素晴らしかったり、面接がゾーンに入っているレベルで上手くいったり、採用条件がとんでもなく魅力的だったりしても、実際に入社してみると「思っていたのと違う」となることもしばしばある。

それくらいならまだ良い方で、入社から数日で「もう辞めたい」「レベルが高すぎてついていけない」「人間関係が無理」となることも、特段不思議なことではない。

そういう精神状態になった場合、とにもかくにも1秒でも早くその職場から抜け出したくなるのが人間心理である。

そして、例えば1カ月で退社を決めたその時の心は、この上なく晴れやかで清々しいものになっていることだろう。

実際に私もそうだったからだ。

私の場合、退職後のニート生活においては、TSUTAYAで借りてきた洋画のDVDを片っ端から視聴し「人生の勉強」をしていた。

今でいえば、NetflixやAmazon Prime Videoを一日中観ているといったところか。

しかし、退職から数日経つと住民税や年金の振込用紙が届いたり、「再就職が可能なのか」という不安に押しつぶされそうになる。

では、実際に1カ月で退職した職歴を持った人が、転職面接に受かるのだろうか。

(下に続く)




答えを言うならば、1カ月で退職した職務経歴書を提出して転職面接を受けても、普通に採用される。

だから、短期間で退職した職務経歴を持っている人は、過去の後悔をしたり、将来に対する不安を持ったりしなくても大丈夫だ。

もちろん、面接官は「なぜ1カ月で辞めたのか」ということは聞いてくる。

ただ、それは純粋に理由を知りたいからであって、「次に受ける会社の仕事がどうしてもやりたかった」というような前向きな回答をすれば、その時点でその話は終わる。

面接官もそういった経歴は山のように見てきているから、意外とあっけらかんとしたものだ。

仮に、1カ月で辞めたことを問題だと取る会社があったとしても、そういう会社は書類選考の時点で選考対象から外してくるから、わざわざ面接に出向くための無駄な労力を使わなくて済む。

裏を返せば、面接まで進めれば、採用の可能性は十分にあるということだ。

あとは、未来志向な考え方で、自分がどれだけ次の会社の力になれるかを面接で力説するだけだ。

世の中、正社員採用の募集は山のようにあるし、日本なんて少子高齢化でどこも人手不足だ。

「正社員はちょっと」という場合は、契約社員や派遣社員、アルバイトなど、もっと採用されやすい仕事もたくさんある。

その他にも、公務員試験や教員採用試験、国家資格が必要な仕事、専門学校などに入学して新卒として違う仕事を探すなど、進む道は山のようにある。

どうか、1カ月で退職したことを失敗と捉えず、「その経験があったから今があるんだ」と思えるような人生になることを願ってやまない。

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