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歴史に興味が湧かないならマンガや映画を観よう

学校で配られる歴史の教科書を読んで全く興味が湧かない人がいるとしたら、むしろそれが正常な反応である。

歴史の教科書には図や絵が少なく、基本的には文字だけで歴史的事実が淡々と書かれており、そこにドラマやダイナミックさは感じられない。

例えるならば、買ってきた電化製品や家具の説明書に図解がほとんど無く、ただただ文字だけで使用方法や組み立て方が書いてあるようなものである。

これでは理解を進めることはできないし、ましてや歴史の時系列や用語を暗記するのは至難の技である。

それ以前に、まず歴史という教科に対する興味も湧かないし、好きになることなど土台無理な話である。

それでは逆に歴史に興味がある人は何をしているのだろうか。

(下に続く)




まず言えるのが、歴史をマンガで理解しているということである。

小さい頃に図書館や本屋さんで「マンガで分かる世界史」のようなタイトルの本を見かけたことはないだろうか。

歴史の大まかな流れを理解するには、登場人物や歴史的出来事を絵で書いたマンガから読み始めるのが1番良い。

マンガなので気軽に読めるし、暗記しようと意気込む必要もないから、純粋に1つの物語として読むことができる。

また、歴史の映画やドキュメンタリーを観ることも歴史に興味を持つためには効果的だ。

例えば映画だと「ガンジー」(1982)や「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」(2017)は私のオススメだ。

また、NHKのドキュメンタリー「映像の世紀」では近現代史を文字通り映像で学ぶことができる。

同じくNHKの「100分de名著」では、偉人の名著の解説を通して、歴史上の人物の生涯やその当時の歴史や文化について知ることができる。

ここで大切なのは、歴史の全ての流れを理解していなくとも、ほんの一部でも興味のある分野ができれば、それを皮切りに歴史自体に興味が出てくるということである。

マンガで歴史の大まかな流れを理解すること、あるいは映画やドキュメンタリーで1人の人物や1つの出来事に詳しくなること、こうすることによって初めて、歴史の教科書を読んだ時に面白さを感じられるのだと思う。

学校から配られる歴史の教科書を面白くするためには、ある程度の予習が必要なのである。

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