この世界に食器洗いが好きな人はいるだろうか。
掃除が趣味な人がいるくらいだから、食器洗いが好きな人も意外といると私は思う。
皿洗いがオリンピックの競技なら間違いなく金メダルを取れるくらい清潔で素早い洗浄を行っている主婦の方もいるはずだ。
しかし、やはり多くの人はできるだけ食器洗いはしたくないと思っているはずである。
中には食器洗いが面倒なため外食したり、お弁当やお惣菜中心の食生活になっている人もいるはずだ。
「皿洗いさえなければ自炊するんだけどなぁ」という考えの人もあるだろう。
私はそういう方々へは、思い切って使い捨て食器だけで生活することを提案する。
使い捨て食器生活を成功させるには、全ての食器を使い捨てに切り替える覚悟が必要だ。
戸棚で眠っている陶器製の食器については、庭に埋めるのも一つの手である。
それらは4,000年後に博物館に展示されているだろう。
その後は、割り箸を筆頭に、プラスチック製のスプーン、フォーク、コップも透明のプラスチック製にする。
よくバーベキューなどで使うあのコップだ。
平らなお皿や、味噌汁用の容器、ラーメン用の丼なども徹底的にプラスチックやポリスチレンの使い捨て食器にこだわるべきである。
一つでも使い捨てでないものが含まれていると自炊のモチベーションが一気に下がり、結果的に外食生活に戻ってしまうためである。
ズボラでどうしても自炊が続かないと思っている人は、まずは使い捨て食器生活を始めてみてほしい。
想像以上に自炊が楽であることに気付き、予期しなかったほど自炊が続くことに驚くだろう。
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