かけっこでビリって、なかなかユニークなポジションだよね。
よく「ビリでもゴールにたどり着いたのは偉い!」なんて言われるけど、正直、ビリになるときの心境はそんなに簡単なもんじゃない。
だって、周りの友達はみんなスタートダッシュからビューンと飛び出して行って、自分だけ置いてかれてるような気分になるもんだから。
でもね、ビリにはビリの魅力があるんだ。
だから、ここではそのビリの素晴らしさを面白おかしく持ち上げてみよう!
1. ビリはスターターの余韻を楽しめる特権
まず、かけっこでビリのポジションって、スタートの瞬間を一番味わえる特権だよね。
スタートの合図とともに、前方に飛び出すみんなの姿を一番長く見られるのはビリだけ!
友達の全力疾走の姿を横目に「あ、あの子のフォーム、意外とカッコいいな」とか、「おお、速いなぁ、まるで映画のワンシーンみたいだ」なんて感じで、みんなのスタートダッシュを眺めて楽しむことができるのはビリの特権だ。
他の人たちは、目の前の走路だけを見て必死に走るから、周りを見る余裕なんてない。
でもビリは違う。
景色も楽しめるし、みんなの走りを観察する時間もたっぷりある。
つまり、ビリは「かけっこ鑑賞家」なんだ!
それって、実はすごく贅沢なことだと思わない?
2. ビリのゴールはフィナーレの主役
ビリの魅力は、なんと言ってもゴールの瞬間だ。
大体、1位の人がゴールするときは「おお、すごい!」と一瞬盛り上がって、次々に他の子たちがゴールすると、その熱気が薄れていく。
でも、最後のビリがゴールする瞬間は違う。
もうみんながゴールしてるからこそ、そのビリのゴールには特別な注目が集まるんだ。
観客たちは、息をのんでビリのゴールを見守り、その一歩一歩に声援を送り始める。
「がんばれー!」「あとちょっとだー!」と、声援のボリュームもどんどんアップ。
ゴールした瞬間には、なんだか1位のときよりも大きな拍手が起こることすらある。
そう、ビリのゴールは、レースのフィナーレを飾るグランドフィナーレ。
1位は確かに華々しいけど、最後の最後を締める役割を担っているのはビリだけなんだ!
3. ビリは「マイペース」のプロフェッショナル
かけっこでビリになる人って、実は「マイペースの達人」なんだよね。
世の中では「マイペースな人が成功する」なんてよく言うけど、それを地で行くのがビリ。
だって、みんなが焦って全速力で走り抜けていく中で、自分のペースを守り抜くんだからね。
これはすごいことだよ!
「急いで走っても、転んじゃ意味ないしな~」なんて、心の中でほほえんでいるかもしれない。
もしかしたら、彼(彼女)はスニーカーの調子をチェックしながら走ってるのかもしれないし、風を感じながら「今日の風はちょっと涼しいな」なんて思っているのかも。
そんな「自分の世界」を持って走れるのは、ビリの証。
マイペースを極めたプロフェッショナル、それがビリなんだ。
4. 「レースを楽しむ」真のエンターテイナー
ビリになる人たちは、レースそのものを全力で楽しむエンターテイナーだと言っても過言ではない。
速い人たちは、ゴールのタイムを気にして全力疾走するけど、ビリはそれだけじゃない。
途中で応援してくれる人たちに手を振ったり、他のランナーの動きを見てニヤリと笑ってみたり。
レースを、ただの順位争いじゃなく「楽しいイベント」として捉えているのがビリの特徴だ。
たとえば、運動会のかけっこでビリになった子が途中で転んだとき、すぐに立ち上がって「大丈夫!」と笑顔で走り出す姿は、みんなのハートをグッと掴む。
そんなエンターテイナーな精神は、1位にはなかなか持てないものだよね。
だって1位を狙う人は、途中で転んだら悔しさでいっぱいになりがちだから。
ビリは、その余裕と遊び心を持ってレースに挑むから、結果的に「面白いレース」を作り出す立役者なんだ。
5. ビリは笑いのネタを作り出す天才
そして、ビリには一つ忘れてはならない才能がある。
それは、笑いを生み出す天才だということ。
かけっこのビリって、ちょっとした笑いと和みを生み出す存在だよね。
例えば、スタートの瞬間に滑って転んじゃったり、途中でシューズが脱げちゃったり…。
そんなハプニングも、ビリにとっては「おいしいネタ」に早変わり。
「あれはわざとやったんだぜ!」なんて冗談を飛ばしてみたり、「みんなが速すぎてビビったんだよ!」と笑い飛ばしたり。
ビリだからこそ、そんな笑いのネタを作り出す余裕がある。
1位の人たちが「次はもっと速く!」と真剣にタイムを計っている間に、ビリは「いやー、今回も最高に転んじゃったよ!」なんて笑い話にしているんだ。
6. ビリこそ人生の勝者!?
最後に、ビリが教えてくれるのは、順位なんて関係ないってこと。
かけっこでビリになることで、人生の大切なことを教えてくれているのかもしれない。
だって、世の中には速さだけが大事なわけじゃない。
ゆっくりと、自分のペースで進むことの大切さをビリは教えてくれるんだ。
それに、ビリには「次こそは!」という気持ちが常にある。
速さでは負けてしまったけど、その悔しさを糧にしてまた挑戦する。
その姿は、何度失敗しても立ち上がる勇者そのもの。
そう、ビリは一度負けてもめげずに再挑戦する「不屈の精神」を持つ真の勝者なのだ。
まとめ
かけっこでビリになることは、ちっとも恥ずかしいことじゃない。
むしろ、ビリには他の誰にもない特別な魅力と才能が詰まっている。
レースのフィナーレを飾るエンターテイナーであり、マイペースのプロフェッショナルであり、みんなに笑いと和みを提供するユーモアの達人。
そして、何よりも「自分らしさ」を持って走る勇者なのだ。
だから、かけっこでビリになった君は、むしろ誇らしく胸を張ってほしい。
速さだけがかけっこの全てじゃない。
最後まで走り抜けたその姿こそ、最高の賞賛に値するんだ!
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