やる気が出ない本当の理由|今すぐ動ける7つの対策
「やる気が出ない……」「何もしたくない……」
そんな気分に悩まされたことはありませんか?
実は、「やる気が出ない」のは、あなたの性格が悪いわけでも、努力不足なわけでもありません。
原因は、もっとシンプルなところにあるのです。
まず最初に覚えておいてほしいことがあります。
それは、やる気は勝手には湧いてこないということです。
「やる気が出たらやろう」では、いつまで経っても動き出せません。
やる気とは、「行動しているうちに生まれてくるもの」なのです。
たとえば、ランニングを始めたとき、最初の5分は体が重いと感じるでしょう。
でも、10分、15分と走っていくうちに、だんだん楽になり、気分も乗ってきます。
これと同じで、行動→やる気という順番が正しいのです。
人間の脳には、「現状維持バイアス」という性質があります。
これは、変化を嫌い、今の状態を保とうとする本能です。
新しいことに取り組もうとすると、脳は「面倒だ」「やめておこう」と感じさせてきます。
つまり、やる気が出ないのは、あなたの脳が正常に働いている証拠なのです。
「どうせやるなら完璧にやらなきゃ」
「失敗したら意味がない」
そんな完璧主義が、行動のハードルを高くしていませんか?
完璧を求めると、始める前からプレッシャーを感じます。
その結果、「やる気が出ない」という言い訳を作り出してしまうのです。
大切なのは、とにかく小さく始めること。
1ページ読むだけ、5分だけ取り組む。
そんな小さな一歩が、やがて大きな流れを生みます。
やる気が出ない原因の一つに、身体のエネルギー不足があります。
・睡眠不足
・食事の偏り
・運動不足
これらはすべて、脳の働きを鈍らせ、「動きたくない」と感じさせる要因になります。
スマホもバッテリーが切れたら動きません。
それと同じで、体が元気でないと、心も動かないのです。
「何かやらなきゃ」と思っているだけでは、なかなか動けません。
脳は具体的な指示がないと、どこに向かえばいいのか分からず、動き出すエネルギーを生み出せないのです。
たとえば、「英語を勉強する」という目標よりも、
「単語帳を毎日10単語覚える」と決めたほうが、行動に移しやすくなります。
目標は、具体的で小さなステップに分解する。
これがやる気を引き出すコツです。
やる気は、環境に大きく左右されます。
周りにゲーム、テレビ、スマホなど誘惑がいっぱいだと、どうしてもそちらに意識が向いてしまいます。
逆に、机の上を片付けるだけでも、集中力はぐっと上がります。
環境を整えることは、やる気を出すための最も簡単で効果的な方法のひとつです。
やる気は、成功体験によって育つものです。
1回うまくいっただけで、脳は「もっとやりたい!」と感じます。
だから、まずは簡単なことから成功体験を積みましょう。
たとえば、
・机に向かえたらOK
・参考書を1ページ開けたらOK
そんな小さな「できた!」を積み重ねることで、やる気スイッチは自然と入っていきます。
「自分はダメだ」「どうせ続かない」
そんな自己否定は、やる気を根こそぎ奪ってしまいます。
大事なのは、うまくいかない自分も受け入れること。
「できなかった」ではなく、「今日はここまでできた」と、ポジティブに評価しましょう。
「やる気が出ない」と感じるとき、実はたくさんの要因が重なっています。
これらを一つずつクリアにしていけば、自然と動き出せる自分に変わっていきます。
今日から、ほんの小さな一歩を踏み出してみましょう。
「やる気が出ない」の正体を知ったあなたは、もう大丈夫です。
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