勉強が続かない本当の理由|意志に頼らない成功法則
「また三日坊主だった……」
「やっぱり自分には続かないんだ……」
そんなふうに落ち込んだことはありませんか?
でも安心してください。
勉強が続かないのは、あなたの意志が弱いからではありません。
まず、知っておいてほしいことがあります。
それは、意志の力には限界があるということです。
意志の力は、電池のようなものです。
どんなに強い人でも、ずっと充電なしでは持ちません。
空腹、疲労、ストレス……それらが重なると、意志のバッテリーは一気に減ってしまうのです。
つまり、意志に頼るやり方自体が続かない原因なのです。
たとえば、部屋にテレビがついていたら、つい見てしまいますよね。
近くにスマホがあったら、無意識に手が伸びてしまいます。
これはあなたの意志が弱いのではなく、環境がそう仕向けているだけです。
逆に、勉強机の上に教科書だけが置いてあり、スマホは別の部屋にある。
そんな環境なら、自然と勉強に向かいやすくなるでしょう。
「1日3時間勉強する!」
「毎日30ページ進める!」
やる気に満ちた目標を立てるのは素晴らしいことです。
でも、いきなり高すぎるハードルを設定してしまうと、失敗しやすくなります。
初心者スイマーがいきなり海を泳ごうとしたらどうなるでしょう?
溺れてしまうのは目に見えています。
勉強も同じ。
最初は「1日5分だけ」でもいいのです。
小さな成功体験を積み重ねることが、やがて大きな自信になります。
「ノートはきれいにまとめなきゃ」
「1回で完璧に覚えなきゃ」
そんな完璧主義に縛られていませんか?
実は、完璧主義は行動の大敵です。
最初から完璧を求めると、少しでも失敗したときに、やる気が一気にしぼんでしまいます。
勉強は雑でもいい。
間違えてもいい。
とにかく「続けること」こそが最優先です。
「やる気が出たらやろう」
「モチベーションが上がれば続けられる」
そう思っていませんか?
でも、モチベーションは天気のようなもの。
晴れの日もあれば、雨の日もあります。
モチベーションが高い日に頼るのではなく、
仕組みで自分を動かすことが大切です。
たとえば、
・朝起きたら必ず5分だけ英単語を読む
・通学・通勤の電車内で問題集を開く
と決めておく。
「やるかやらないか」ではなく、習慣に組み込むことがポイントです。
少しサボっただけで、「自分はダメだ」と責めていませんか?
でも、人間はロボットではありません。
疲れたり、気分が落ち込んだり、体調が悪かったりする日も当然あります。
そんなときは、「今日できなかったけど、明日またやろう」くらいの気持ちで大丈夫。
続けるコツは、自分に優しくなることです。
「今日は30分頑張ったから、好きなお菓子を食べよう」
「一週間続けたら、新しいノートを買おう」
そんなふうに、小さなご褒美を設定しましょう。
脳は「ご褒美」が大好きです。
小さな達成感と楽しみをセットにすると、自然と続けやすくなります。
勉強が続かないのは、あなたがダメだからではありません。
この7つを意識するだけで、勉強はぐっと続きやすくなります。
あなたの可能性は、まだまだこれから。
今日から、ほんの小さな一歩を踏み出してみましょう。