世の人々に問う

世の中への疑問、不満、提言を本音で語る。より良い世界にするために、言いたいことは言わせてもらう。

今すぐに行動できるようになる唯一の方法



今すぐに行動できるようになる唯一の方法

2017年夏の甲子園、ABCテレビのテーマソング「虹」(高橋優)の中に、こんな一節がある。

『"今じゃなくてもいいや"のタイムマシーンに乗っちまえば 適当に時間潰したまんま人生終わらせちまえるらしい』

紳士淑女な我々にとって、その言葉遣いが適切かどうかは置いといて、言っていることは至極正しい。
かと言って、学校や仕事が終わって家に帰り、疲れているのに「さぁ、勉強しよう。運動しよう。」とは、なかなかならないものである。
その結果、本棚にはアレクサンドリア図書館にも勝るほどの蔵書が、タンスにはアンダーアーマーの高いジャージが、インターネットには膨大な情報が、我々の未来には無限の可能性があるにもかかわらず、LINEをし、YouTubeを観て、たまたまつけたテレビを長時間観て、眠りにつくという1日を送ることになる。

人はなぜ、「今すぐ行動すべき」と思いながらも行動できないのか。
ここでは、その理由と唯一の解決策を単純明快に書き記す。

理由:もしも行動に移した時に失敗するのが怖い、完璧主義者だから。


例えば、1日に参考書を30ページ読み進めるとか、1日10km走るとか、1か月で10kg痩せるとか、そういう高望みな目標を立ててしまうことが原因で、何かをやり始めることが苦痛になる。そして、目標達成できなかった時の失望感からも逃れたくなる。
いま"1日10km走る"という目標があって5km走ったとする。5kmというのはかなり頑張った方だと思うが、当人にとっては目標の半分であり、"失敗"なのである(本当は立派な成功のはずなのだが)。そのため、自己嫌悪感が高まり、行動することに対するネガティブなイメージが意識の中に焼き付いてしまい、それ以降の行動を制限する足かせとなってしまう。
その結果、翌日には最初から走ることを諦め、ポテトチップスを食べながらhuluで映画を観る生活を送っているというのが大方のところだろう。
「どうせできないし、また失敗するならばやる意味がない。トレーニングにならないから。」という完璧主義的思考が引き起こした悲劇である。
これを防ぐ唯一の方法は次の通りである。

解決策:1分だけ、1回だけ、10メートルだけ、1ページだけ、とりあえずやってみること。


例えば、「英単語帳を1日1ページだけ読んでみる」「1日10メートルだけ走る」「1日1分だけストレッチする」など、容易に実行できて、失敗しようのない目標を毎日設定し、淡々と実行していく方法である。
何か1つでも成し遂げると、人は自己達成感や自己肯定感に包まれ、非常に良い気分になる。
どんなに小さな目標であれ、達成できた事実は成功以外の何物でもないからだ。
そして人は、もっとその行動(成功体験)を続けたいと思うようになる。
結果として、最初の目標以上の事をできる日もあることだろう。
とはいえ、あくまでも目標は低く設定しておくべきである。
毎日、毎日、小さな目標を達成させる喜びを知り、日々の行動を習慣づけることが真の目的だからである。
小さな目標の達成=成功体験であり、成功体験を繰り返したいと無意識のうちに脳が考えるようになれば、人生は大きく変わるはずである。

さて、このような行動心理について詳しく解説した本が「小さな習慣(原題:Mini Habits: Smaller Habits, Bigger Results)」(スティーヴン・ガイズ)である。
「今すぐ行動する心」を着実に身に付けるための必読の書と言える。
控えめに言っても、勉強や運動のみならず、日常生活のあらゆる場面で応用できる知恵がこの本には書かれているので、本屋に行った際には立ち読みしてみることをお勧めする。