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子供を産むことは善か悪か その3



子供を産むことは善か悪か その3

▼さて、当サイトの結論としては以下の考えに収束したい。

「一人ひとりの幸福を追求し、一人ひとりを護りたいならば、子供を産むべきではない。」

この世界に生きる限り、苦労、不幸、苦痛は付き物だ。
どれだけの美男美女、お金持ちであろうと。
「そんなのは当たり前だ。それを乗り越えていくのが人生だ。」と人は言うかもしれない。
でも、それはその人がたまたまそれまでの人生を乗り越えることができただけであって、これから生まれる子供が人生の壁に立ち向かえるかは保証できないはずだ。
もっとも、その人自身がその後の人生で不幸になり、生きることが嫌になる可能性だってないわけではない。
つまるところ、そういう人たちは、生まれてきたくなかったと考えるほど人生を苦痛に感じる人の気持ちを理解できていないのである。
もし、辛い人生を歩む人の気持ちを1%でも想像できれば、生きること自体がリスクだということを理解できるはずである。
その人生の本質から目を背け、我が子は絶対に大丈夫だと妄信し、子作りをすることによって、多くの"人生の被害者"を産み出しているのである。
生まれてくることによって幸福を感じる人もいれば、不幸を感じる人もいる。
しかし、生まれてこなければ「生まれたかった」と考えることもない。
この状態が一番の"幸福"なのではないか。
不幸になる可能性が1%でもある限り、子作りすべきでない。
一人ひとりの事を考えたら、この結論に至らざるを得ない。

◆さて、やみくもに出産を否定するのも乱暴な話なので、ここからは違う視点で出産についてを考えたい。

▼社会経済的視点から
まず、今生きている人たちが今後も現在の生活を維持するには、子孫繁栄が不可欠である。
我々が生きていく上で必要な食糧を提供してくれる人、モノを作るための原材料を集める人、モノを作る人、カタチのないサービスを提供する人、それらを買う人、税金や年金を納める人、こういった人々が常に存在する社会を維持するため、出産は必要不可欠である。
また、将来、多くの人類を救う発明をする子供が生まれる可能性もあるので、長い目で見れば、子供を産むことが人類全体の幸福に繋がることになるかもしれない。
ただ、やはりその過程で不幸になる子供のことを考えると、人類は緩やかに人口減少して、最後には滅亡した方が良いのではないか、という考えに至ってしまうのである。

▼宗教的視点から
生まれる前と死んだ後は別世界や別次元に存在するという前提で考えた場合、仮に地球上での人生が必要不可欠なプログラムであったならば、出産を否定する事は、あまりにも罰当たりなことである。
ただ、世界で多くの人が苦しんでいる現状を考えると、地球生活はあまりにも過酷なプログラムではないか。
地球には豊かな自然があり、人々の優しさがあり、高度な文明が栄え、素晴らしい星だ。
しかしその一方で、動物たちは日々厳しい食物連鎖の中で生き、人々は貧困と闘い(日々の仕事も、その本質は貧困との闘い)、戦争をしている(日々の口論、ささいな喧嘩、学歴競争、会社間競争も、その本質は戦争と同じ)。
人間を含めた動植物が、何の目的を持って、この地球に降り立つかは定かではないが、全員が幸せになれない限り、この世界が素晴らしいとは言えないのではないだろうか。

「子供を産むことは善か悪か その1~その3」(完)

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